片岡鶴太郎と竹中直人の共演が見たくて行ってきました。
いや、進ノ介と霧子の結婚式も見たかったです。以下雑感。
眼魔による異常事態が発生していれば、警察もそれに関心を持つという、極々普通のきっかけで、進ノ介と霧子が大天空寺へ。そこで発生するワームホールによる10年前へのタイムリープ。そこはタケルの父親が死ぬ1日前。
後付けの偶然でしょうけど、「父親を悪に殺された」という共通項があるライダー二人。ドライブの進ノ介はゴーストのタケルに比べるとやっぱり大人なので、父の死を目の前にしてそれを防げず悲しむタケルを引っ張ります。
二人が過去へ行ったことによる時空のゆがみでハート、ブレン、メディックがよみがえり、同じようにチェイスも復活。ただし、過去のダヴィンチを一時撤退させたことにより、その復活は無効に。剛とチェイスの別れのシーンは泣けました。
ギミックとしては、過去から現代へ眼魂を送るのに簡易タイムカプセル(地面に埋めた空き缶)を使ったり、それといっしょにプロポーズ用に持ってた指輪を埋めたりとか、ちょいちょいニヤっとさせてくれる演出が良いです。最後の結婚式のシーンで現八郎の「いつから二人は付き合ってたんだ?」に対して、本願寺理事官が「10年前には婚約指輪を送っていたそうですよー」ととぼけた答えをするのもニヤニヤ。
ダヴィンチ眼魂の声を担当していた髭男爵の山田ルイ53世は、ゴセイジャーにも俳優として出演していたので、芝居に不安はなく、「ルネッサーンス!」のギャグを言わせるためだけのキャスティングでしょうけど、はまり役でした。
最後の結婚式シーンで、進ノ介とタケルのやり取り、「あっちの悪はお前に任せる」「人間の悪はしっかり捕まえてください」で、ドライブからゴーストへライダーの引継ぎ完了という感じがしました。