「あんなか」と読みます。群馬県安中市。母が戦時中疎開していたところです。
最近、認知症の初期症状(ものわすれ)が目立ってきたので、頭を刺激するために懐かしい場所へ連れて行くことにしました。
今回のドライブよりも前に、何度かその街の様子は語って聞かされていたのですが、当時とはどのくらい道が変わっているかもわからないので、まずは駅から辿ってみることにしました。
「坂があって、突き当りに学校があって、それを左に曲がって少し行ったところに家があった」
という話なので、山の方向に上がっていって見たのですが、ゴルフ場があるだけで隣町側へ降りてしまいました。
「線路沿いに歩いたんだよね」「もともとお侍さんの家で、切腹の間とか言うのがあった」という情報から、「安中私立安中小学校」と「安中藩武家長屋」という史跡が怪しいと、線路沿いの道からそちらへ曲がってみたところ、「坂だ!」。
80年近く前の記憶が見事に正しかったということです。
今は、突き当りが「旧碓氷郡役所」となっており、左に曲がると安中城の史跡があり、その石垣が途切れたところに武家長屋の史跡があります。もともとその場所にあったのではない(移設された)可能性もありますし、本日の探索は終了となりました。
遅いお昼は街道沿いのラーメン屋さん。「えびみそラーメン」が美味しかったです。