12月はみたい映画がたくさんで、押し詰まった今日、ジュマンジ見てきました。
娯楽映画として楽しく見ていられる映画です。
スペンサーはニューヨークで一人暮らし、ふるさとにいる恋人マーサとの遠距離恋愛はあまりうまく行かず、少し距離を置こうと言ってしまう。たまの休みに帰郷すると、あの4人で会おうという話に。でもなんとなく引け目を感じているスペンサーは会いに行けず、夜中にあのゲーム機を起動してしまいます。
本作は人生の黄昏を迎えた2人の老人が主人公と言っていいでしょう。「歳を取るということは最悪だ。異論は認めん」とぼやく、スペンサーのおじいさん、ダニー。そのダニーとかつてレストランを経営していたマイロ。マイロの「体力の限界だった」ためのレストラン閉店で、ダニーは働く場所を失いました。それが二人の友情にヒビを入れ絶交状態に。
スペンサーの家にマイロが突然やってきます。なんとか追い返したいダニーですが、なんとなく居座られてしまいます。そこにマーサたち3人が、約束に現れないスペンサーを心配して訪ねてきます。
マイロ&ダニーは有名なダイナーでした。3人はちょっと緊張しつつもマイロの作った卵料理をいただきます。
そしてあの(どんでんでんどんでんでん・・・)という音が聞こえてきて、家の中を探してみればあのゲーム機が見つかります。
「スペンサーはあっちに行ったんだ。助けなくちゃ」というマーサ。コントローラーを触るとバチッと火花が。あれよという間にゲームに吸い込まれてしまいます。ベサニー以外は。
ゲーム内には4人のキャラクター。ということはマーサとフリッジとダニーとマイロが吸い込まれたのでした。ダニーとマイロは「腰が痛くない」「すごく動ける」とびっくり。
あとはいつもどおりの冒険が始まります。
現実世界に残されたベサニーはアレックスに助けを求めます。そしてピンチの4人の前にさっそうとシープレーンと馬(!?)の姿で現れます。
ホット一息つけた一行。フィンバーの姿で座り込むマイロの前にブレイブストーンの姿のダニーが話しかけます。マイロは病気でもう余命があまりないと。死ぬ前に友達を仲直りしておきたかったと。やっとわだかまりを溶いた二人でした。
偶然見つけた「中身を入れ替える水」によって、最初のキャラクタに戻った4人、ここでマイロは馬になるのですがこれがラストに効いてきます。
最後の最後でマイロの馬は宝石を太陽にかざすために翼の生えたペガサスになります。ゲームは無事クリア。
でもマイロは現実世界に戻ることは拒否しました。戻ってもあまり余生もなく、「せっかく空が飛べるようになったんだから」と言って去っていきます。友達が死ぬのを免れたことで少しホッとするダニー。
現実に帰ってくれば、時間はほとんどたっておらず、スペンサーとダニーは仲良くストリートファイターで遊びだします。ダニーの意見も少し変わり「歳を取るということは最高だ」。帰ってきたスペンサーの母には「今日は最高だった。スペンサーがゲームの世界を紹介してくれた」と。
スペンサーは夜に3人の仲間の待つ店に。それにダニーも同行し、店を切り盛りしている女将に「わしが手伝おうか?」と申し出ます。ダダ漏れするフェロモンとともに。おじいちゃん、なんか変なスキル持ち出しちゃっているよ。
一方、スペンサーの家ではヒーターの修理に来た業者さんが「オレ、ゲーマーなんですよ。でもこんなゲーム機見たことないな」とあのゲーム機に触りそうに・・・。と同時に店の前にダチョウの大群が通り過ぎ、エンドロールへ。
次回作は現実側にゲームがはみ出してくる元祖ジュマンジ型でしょうかね。