「ガンダム映像新体験Ture」と銘打ったリバイバル上映を見てきました。(残念ながら逆シャアの方まで見る時間は今回ありませんでした)
ときはU.C.0097年。ラプラス宣言後解体封印されたユニコーンとバンシィ。しかしユニコーン型には行方不明の3号機「フェネクス」があり、それを連邦とネオ・ジオン、影からジオン共和国も加わり、捜索を行っていた。というところから話は始まります。
ストーリーは、ユニコーンのラプラスの箱が空いたあとの、スペースノイドの希望についての話。そして哀しいニュータイプと強化人間の話。
コロニー落としを予見し、多くの人を避難させた3人、ニュータイプの少女とその友達は「奇跡の子どもたち」と呼ばれたが、1年戦争で家族を失い、ティターンズが管理する強化人間の実験施設に収容される。そこから脱出のために1人はニセのニュータイプとしてルオ商会に引き取られたミシェル、一人はそのまま実験体として残る本物のニュータイプであるリタ、もうひとりは紆余曲折のあと身分を偽って連邦軍人となったヨナ。
ラプラス事変の前に暴走事故を起こして行方不明となったユニコーン3号機「フェネクス」に乗っていたのがリタ。サイコフレームを使ったユニコーン型ガンダムは、人類の制御できる範囲外にあるということで解体封印されています。行方不明のフェネクスを誘い出し、確保するのが連邦、袖付き双方の目的でした。
サイド6での遭遇戦で相手側の袖付きには「シャアの再来計画」の犠牲者、フル・フロンタルのなり損ないと揶揄されるゾルタンが駆るシナンジュ・スタインが出ます。このMSをコアとするネオ・ジオングIIはやはりサイコフレームのモビルアーマー。これとナラティブが交戦することでサイコフレームの共鳴が発生。
フェネクスは現れますが、すでにリタはこの世の人ではなく、その魂はサイコフレームに収まっていました。これを不老不死と呼ぶのか。命と呼んでいいのか、というのがひとつの話のポイントです。
そして、この確保作戦が公にできるものではないため、袖付きを連邦の艦隊が落として決着をつけることが連邦とジオン共和国の間で結ばれます。しかしゾルタンが納得せず暴走。コロニーの近くにあるH3トリチウムタンクをサイコフレームの力で臨界にして爆発させます。つまり水爆です。すべてのタンクを水爆化するとその衝撃波でコロニーの残骸が地球に降り注ぐ。コロニー落としの規模を遥かに超える被害が出ることがわかってしまいます。
ヨナはナラティブで出ますがネオ・ジオングIIの前になすすべなく。そこにフェネクスが現れ、ミシェルの協力で退けます。
結局フェネクスの確保はならず、リタの魂を載せたまま何処かへ消えます。
最後の最後にヨナをナラティブから救い出すのは、あのバナージでした。かれは結局ミネバのために行動をともにしているのですね。