それに気づいたのは、9月11日。
新しいブログ記事を作ろうとアクセスしたら、WEBサーバーから反応が帰ってきません。サーバーは自宅に置いたCentOSサーバー上にある仮想マシン。
まず目視でPCの電源が入っていることを確認。続いてWEBサーバーにTeraTermで接続しようとしてもタイムアウト。仮想マシンのホストへはログインできます。では、仮想マシンマネージャを開いてコンソールを確認すると、WEBサーバーだけ「Kernel Panic」で起動していない!
数日前に短時間の停電があったのですが、その影響でブートエリアにダメージが出たみたいです。どうやってもその仮想マシンから起動ができないので、データだけサルベージする方向で作業開始。
最初はインストールメディアのISOを光学ドライブとしてマウントしレスキューモードで起動。何度か失敗を繰り返しつつどうにかルートパーティションが見られるようになりました。
でもSSHもFTPもできない環境だし、書き込める容量が殆ど無い状態ではデータの吸出しが難しい。
それではということで同じOSバージョンの仮想マシンを新たに作成し、それに死んだマシンのディスクイメージをマウントすることに。ただし、もとの環境ではLVMだったので新マシンはLVMを使わないbootとルートパーティションにします。
起動を確認したら一旦シャットダウン。旧サーバーのディスクイメージをアタッチして再起動。
fdisk -l でデバイス名を確認したら、pvscanで物理ボリューム名を確認し、lvscanで論理ボリューム名も確認。
lvchange –available y 論理ボリューム として状態をアクティベートして、最後にmountコマンドで/mnt/hd1へマウント。
これで/mnt/hd1にもとのサーバーのルートディレクトリが見えるようになりました。