いやー、見てよかった。熱い物語でした。
ジェット機でiアイランドへ向かうオールマイトとデクくん。ほかにだーれも乗っていないなぁと思ってから、ああ、チャーター機だよな。No.1ヒーローがファーストクラスであっても普通の旅客機には乗らないよねぇ。
オールマイトの旧友デヴィットは元オールマイトの相棒で世界的科学者。会ったとたんにデクくんが全部説明してくれるという、主人公なのに解説キャラ力をぶっ飛ばしてます。
娘さんのメリッサも同じ科学者への道を歩んでいますが、人類の2割の側の無個性。だからこそのサポート技術者への道を選んだんでしょうね。
レセプションがヴィランに襲われて、島全体が人質になり、オールマイトを含むプロヒーローが拘束されて、それを1-Aの生徒たちが何とかしようと奮戦するというお話は、まあお約束通りですが、ヴィランがなぜそんなことをしたのか、目的がよくわからない。
真実は、デヴィットが開発し、上層部に封印されてしまった「個性を増幅する装置」をオールマイトのために奪還しようと考えを、デヴィットの助手のトムが仕掛けた芝居。のはずだったのですが、ヴィランはヴィラン。その装置を奪って逃げようとします。
最後はその装置で強化されたヴィランと、オールマイト+デクのコンビ。2人のヒーローは合体技「ダブルデトロイトスマッシュ」でフィニッシュ! いや熱い熱い。
ふと、冒頭でオールマイトが言ってた「だから、デイブは私にとってのヒーローなのさ」という言葉が思い出されます。困っている誰かを助けるのがヒーロー。ならばプロヒーローをサポートアイテムで助けるのもヒーローだと。
ではデヴィットとメリッサも「2人のヒーロー」だし、オールマイトだけじゃなくデクも1-Aの生徒たちも、デヴィットとメリッサの2人にとってのヒーローだと。ああ、副題はマルチミーニングになっていたんだな、と。
うん。やっぱり熱いお話でした。