GODZILLA 決戦機動増殖都市

今回もやはり「虚淵玄」でした。

不安と希望で始まり、絶望で終わる。そして3部作の最後へ続く。

前回、巨大ゴジラに瞬殺されたかと思った降下部隊は、それなりの数が生き残っていました。

地球の生態系は最終的にゴジラへ奉仕することを前提とした形になり、全ての生物は何かしら最強生物であるゴジラの特性を取り入れて生存競争に勝つようになっています。

それに対して「フツア」の民はヒトの子孫ではなく、ヒトの形質を取り込んだ昆虫の進化系であろうとの推測。

今の地球では異質ともいえるフツア族が生き残れているのは、かつてメカゴジラを製造しようとしていたプラントとそこで使われていたテクノロジー「ナノメタル」の力。

2万年をかけて「増殖」を続けていたナノメタルは「ゴジラを倒す」という命令を実直に続けていました。そのおかげで新たな命令を出すだけでゴジラ殲滅のための罠とトドメのEMPプローブもナノメタルで構成されていきます。

うまく罠にかけてEMPプローブを打ち込むところまでは、最初のゴジラと同じく成功。しかし、電磁波の暴走を熱で発散させて爆発を防がれてしまう。

そこに高機動改修したパワードスーツ「ヴァルチャー」での特攻を提案されるも、「最も熱に弱いユニット」=「人間」をナノメタルで強化しなければゴジラには到達できない。それはヒトであることを捨てるということ。ビルサルドのメンタルを人間であるハルオたちは同意できず、またフツアの治療を受けたハルオはナノメタルを受け付けられない体になっていました。

ユウコへのナノメタル侵食をやめさせるために、ハルオはメカゴジラシティのコントロール設備を破壊します。結果ゴジラは活動再開。ユウコは…

そして次回には「ギドラ」が登場するようです。「GODZILLA 星を喰う者」2018年11月。さあ物語の結末はどうなる!?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です