女房が見たい、というので一緒にいてきました。
前作(1995年)ではボードゲーム(双六)でしたが、今回はビデオゲーム。ゲームの世界に吸い込まれ・・・ってあれ?なんかよく見たシチュエーション。
始まりのシーン、1996年のどこかの海岸って、これは前作の続きなのかな。
さすがにボードゲームじゃ今の子はプレイしてくれない。Jumanji自体がROMカートリッジに変身してまず第1の犠牲者を取り込み、そのまま現代まで時は流れ。
4人の高校生(スクールカーストの上から下までいる)が学校の倉庫にあったゲームに取り込まれて冒険開始。今だからこそゲーム内のキャラクターアバターになるってのは理解しやすいですね。NPCが同じセリフしか話さないのは、ヨシヒコを思い出して笑っちゃった。
キャラのライフは各自3つ。HP的なゲージは無いので、弱点を食らうか現実世界でも死んでしまうような目にあったら即死。死んじゃった場合は、空から落ちてきて復活。ライフが0になったら、多分本当に死ぬと。
子供にもわかりやすいストーリーでもろにRPG。で、5人のパーティーバランスをよくよく考えてみると、これは映画のドラえもんです。主人公キャラはアバターとしては勇気と腕力だけどプレイヤーはギークで気弱。地図を読める博士キャラは戦闘向きじゃないけどプレイヤーは自意識過剰気味でワナビーの女の子。女格闘家キャラはやれば動けるけどプレイヤーはギーク寄りのフローター。動物学者で運搬要因のアバターは毒蛇や凶暴な像に対応し、主人公を励ましてくれるけどプレイヤーはジャックまで行かないくらいのアメフト部員。そして20年前に取り込まれた飛行機乗りのアバターは少し気弱だけど善良な人。
のび太、スネ夫、しずかちゃん、ジャイアン、映画のゲスト、っていう組み合わせに非常に近いと思います。なんか既視感があったのはこのせいでしょうね。
最後に現実へ戻った彼らは、20年前に取り込まれた仲間の元へ行くと、彼も取り込まれた時点へ戻っており、すでに幸せな家庭を築いていました。冒険の中でワナビーの子といい感じになっていたので、ちょっと切ない終わり方ではありました。