鋼の錬金術師(実写版)

0巻欲しさに行ってきましたが、ハガレンのディープマニアでなければ「普通に面白い」映画だったと思います。

前評判が散々だったので、ある程度覚悟して見に行ったのですが、それについては良い方向に裏切られました。

物足りないところは、残念ながらエド、それに尽きます。

「格の違いってやつを見せてやるよ」

が見せられていませんでした。エドはもっと「怒り」を根源として動いていると思います。残念ですが山田涼介エドは悲しむ姿が似合ってしまっていました。

マスタング大佐が女ったらしじゃないとか、ホークアイ中尉が大佐しか見えていないとか、ハクロ将軍が馬鹿だとかもありますが、そこらは「時間と物語の都合で省略された」と考えることも出来るかと。あくまで省略されただけで変えられたわけではないと思います。

ウィンリーは少し前に出すぎかなぁ。自分のイメージは「エドたちが帰るところ」なので、二人が生還する時に待ってて欲しかった。

コーネロ教主(石丸謙二郎)とショウ・タッカー(大泉洋)の怪演っぷりは素晴らしいとしか言えません。ことにタッカーのマッドサイエンティスト度は原作の250%ほど。優しさと狂気が混じった表現は本当に良かったです。ニーナキメラのシーンが刺さりまくりです。(あぁぁ「アソボ」の声が、声が今も耳に・・・)

キャラクタ本人そのものだったのはヒューズ中佐(佐藤隆太)。鬱陶しいくらいぐいぐい踏み込んでくる感じがもうたまりません。

もう一人キャラクタそのものだったのはグラトニー(内山信二)。むしろキャラのモデルになったのでは?と言うくらいの似合いっぷり。もっとセリフとかあっても良かったんじゃないかなぁ。

エンドロール後はエンヴィーのコアが逃げてくところまで。普通なら続編期待なんですが、やっぱりエドへの不満が残念でした。

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