キカイダーREBOOT

スイッチーON! ワン、ツー、スリー!!

ってなわけで、見てきました。「キカイダーREBOOT」。

以下、ネタバレ。

ストーリーは石ノ森っぽさ全開で、機械が自立思考するときの命令(話中では「任務」)と自分の「意思」との葛藤がメインでした。そして良心回路はジローのフルパワーを制限する機能も含んでいて、それを切ることで機械としてのフルパワーが発揮できるという二律背反的な設定もいいです。

そもそものロボット開発プロジェクト「ARK」が日本の国防大臣の指揮のもとで進められているのも、導入部の超高齢化、少子化問題対策という、今の日本の状況なら作り話以上のリアルさがあります。

光明寺博士の師である心理学者の前野究二郎(演ずるは伴大介)のセリフ「何かを得るためには何かを捨て去る覚悟も必要かもしれないな。ああ、ダメージを受けた君の電子頭脳には負荷が大きかったか?」も、良心回路=ジローの人格そのものをカットしてフルパワーを得るための伏線になってました。

ハカイダーに勝つため、人間を守るため、命令ではなく自身の意思でそうすると、ミツコに言うジローはもうアンドロイドというより人造「人間」でしたね。

最後に機能停止してしまったキカイダー=ジローを抱きかかえて、自分がよみがえらせると誓うミツコ。これは次回作への布石と思っていいんですよね? まだマリ=ビジンダーの機械体も出てきてないし、ハカイダーに移植していたギルの脳もサルベージされているし。

ぜひ、次回作にはゼロワンもハカイダー四人衆も出して欲しいところです。

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