今日から週末まで休暇。何故かというと今日が結婚記念日だから(*^^*)。
なので、今日は妻と二人で非常に楽しいドライブをしてきた。名づけて
「藤原拓海や高橋兄弟、その他大勢が走っている群馬エリアの峠をとりあえず走ってイニシャルDの気分を味わっちゃうぞ」ツアー
である(←長ぇよ)。
※イニDをご存じない方へ:現在、週刊ヤングマガジンに連載中の「しげの秀一」による走り屋マンガである。群馬県の各峠が実名・仮名で登場する。その道路に関するリアリティが自分のような関東者にとって大変楽しい。
なお、念のため申し上げるなら、自分は走り屋とは「当たらずと言えどもぜんぜん遠い」人間です。車はEG8(シビックフェリオ)だけど、もうすぐ不惑を迎えるおっさんには走り屋の真似すらも無理です。
まずは関越を使って国定忠治でおなじみの赤城山へ。ここは高橋兄弟率いる「赤城レッドサンズ」のホームということになっている。渋川伊香保ICを降り、国道17号から353号へ。ちょっと回り道っぽいのだが、高崎市街地を通るよりは楽だろうということで、こちらから進入。
山へ向かう一本道に入ったとたん、延々と続くほぼストレートな上り道に驚く。あまりコーナーらしいコーナーもなく、気が付けば海抜1,000m地点の標識。「耳が変」などとぼやきつつ、1,200mを越えたあたりからコーナーが続き始める。が、コーナー手前はしっかりと凹凸路面になっているのでした。
がっでーむ。
BGMはイニDのCDをカーステに突っ込んでエンドレス。気分はもうあっちの方に行ってる。平日の観光地、多分週末なら訪れているであろう車好きもいない。でも白のランエボは見た。黄色く染まった山並みを眺めながら頂上大沼へ到着。時間もちょうどよいので、お昼ご飯に山菜うどんを食す。
ここで、ちょっとしたトラブル発生。昨日までで本業は仕上げてきたのだが、客先からデータの一部に間違いがあったと会社に連絡が入ったらしい。自分の携帯を持っていないので会社のiモードを押し付けられており、メールが入っていたのだ。まあ、データの修正は必要ない箇所だったので、テストだけ留守番役にお願いして事なきを得た。
記念にピンズを購入して同じ道を下りる。1度通った道でも上りと下りは道の表情が一変する。来るときはさほどきついと思わなかったコーナーが、かなり手前からブレーキしないと怖い。それでも買ったお土産の袋がリアシートをゴロゴロ転がる程度には走りを楽しみつつ、次の目的地「榛名山」へ向かう。
榛名山へのイニDツアーは実は2回目。前回は息子とおばあちゃんも一緒だったので、走るよりは観光重視だった(それでも「溝落し」はしたけど)。今回は同乗者が同じ目的の妻だけなので、楽しく走る。紅葉も綺麗。車も快調。
「シビックってこんなによく走る車だったんだ」(←なにをいまさら、って思った人いるでしょ)
榛名湖へ到着。一息入れるため御土産屋兼食堂へ入り味噌田楽を食す。そして今回のメインお土産、頭文字Dごまクッキーを10箱購入。いやべつに独り占めしようとしたんじゃなくて、会社とあの人とあそことうちと・・・ってやっていったら妻と二人で10箱になっちゃっただけ。決して大人買いとかカートン買いしたわけじゃないからね。
今度は今来た道を戻ることなく、長野原方面へ向かって下る。ここで気が付いたことがひとつ。
コーナーの溝に所々網のフタがしてある!
これじゃ溝落しが出来ないじゃないか(やらんでいい)。ひょっとして、群馬県警の人もイニDを読んでいるのか?これは新手の走り屋対策か?(その可能性は否定できないな)
妻「でもさー。走りに来る人なら協力してフタ外しちゃうんじゃないかな?」
夫「ありえるな。で朝までに元に戻して帰るんだ」
ともかく、おとなしく下りて長野原から北軽井沢を経由、軽井沢へと向かう。途中、みるく村という観光施設でカップ入りのレアチーズケーキとブルーベリーデザートを購入、食す。
中軽井沢に着いたころにはかなり夕闇も迫っていた。なつかしの場所を通過しつつ
夫「今年も来たなぁ」
妻「うん。でも止まらないんだね」
夫「(誰の希望でこういうスケジュールになったんだよ)」
そして旧軽井沢へ。ロータリー近くの「腸詰屋」で、妻はパプリカ入りソーセージ、僕はチョリソーのホットドックを食す。さらに「ここまで来たらねぇ・・・」と意見の一致を見たので「ブロンコ」でブルーベリーカスタードチーズと生クリームバナナのクレープを食す。
次は碓氷バイパス。料金所前のパーキングで一旦止まってコーヒーで一服。そこにあった張り紙が、
碓氷バイパス無料開放に伴い
11月10日午後7時を持ちまして
閉店いたします。
「なにぃ!」
妻「あ〜。高速道路通ったからねぇ」
夫「これで走りたい放題か?(違うって)」
夜の碓氷。PSのゲームと同じだなぁ、などと思いながら下る。もう、何度となく通った道。体がタイミングを結構覚えていた。が、トラックが前方にいるため、気分よく走るわけには行かなかった(^^;。インパクトブルーも見られなかった(当たり前です)。
釜飯のおぎのやの前を通過(ここではなにも食さず。つーかもうおなかいっぱい)。
妻「暗くなっちゃったけど、行く?」
夫「うん、どうせ高速のICの近くだから」
と向かったのは妙義山。ナイトキッズのホームコース。
ここは一言で言うと「狭い」。碓氷の旧道くらい狭い。おまけに直線がほとんど無い。街灯もない(真っ暗)。ここで走りこんだら度胸ついて、ああいう性格にもなるわなぁと、変な感想をもちつつ、頂上の神社前まで行き着く。ここの駐車場も自販機の明りだけで暗い。
妻「きっといい景色なんだろうねぇ(真っ暗だけど)」
夫「今度は明るいうちに来たいな(走りにくいから)」
帰りの下りは周囲に誰もいないのをいいことに、妻がちょっと怖がるくらいの速度で走る。で、気がついたのは、山の崖(壁)が常に同じ側にある、ってこと。下りだとずーっと左側が壁。これは落ちる心配は無いけど、ミスったら思い切り板金コースだな。
てなわけで、思い切り走って(全工程約400Km)、食した結婚記念日であった。←どこが記念日?